在学生より

新米部長の奮闘日記

23生 白鳥瑶

 
 中国語学科に入ってから約9か月が経ち、もう1年生が終わろうとしています。時間が経つのがとても早いなと驚く反面、いろいろ経験したからだと思うと納得が行きます。真新しい環境や一人での暮らし、楽しい大学の授業にやりがいのあるアルバイト。様々な事がありましたが、やはり、一番心に残っているのは中国語研究会での事です。私の中国語研究会との出会いは4月でした。入学して間もない頃に行われたクラブ・サークルフェスタに参加した私は、真っ先に中国語研究会のブースへと足を運びました。入学式でもらった中国語研究会の勧誘チラシを見た時から入部を決めていたからです。
 中国語研究会での活動はとても良いものでした。優しい先輩方に次々に出来る新しい友達。毎回の活動がとても楽しくて、次の活動も楽しみで仕方ありませんでした。転機が訪れたのは7月末の事でした。中国語研究会の部長になったのです。これは部長たちがみな、留学に行くからです。任期は第2期、つまり約1か月後から。初仕事は9月に行われる留学生向けのサークル勧誘イベントです。留学生向けのイベントなので日本語を使うことは考えていませんでした。そして主な目的は研究会に来てくれる留学生を増やすことです。中国語研究会なのでメインターゲットは中国語圏からの留学生です。中国語で勧誘スピーチをする他に選択肢はありません。そこからが忙しい毎日でした。中国出身の友達に協力してもらいながらスピーチ原稿を作り、何回も何回も発表の練習をしました。そしていよいよ9月。初仕事の日がやってきました。
 結論から言うと初仕事は大成功でした。私は多くの留学生が注目する中、震える声と手を抑えながらも無事に勧誘スピーチを終える事ができました。スピーチが終わってすぐに一人の台湾からの留学生が私の所に来て、とても良かった、特に発音が良くて驚いたと言ってくれました。また、他の台湾からの留学生も本当に上手だったと言ってくれました。更に、英語圏からの留学生が僕はな中国語が分からないから何を言ってるか理解できなかったけど、とても印象的なスピーチだったよ!と言いに来てくれた時、一気に緊張の糸が切れて喜びの波が押し寄せてきた事を今でも鮮明に覚えています。
 部長になって間もない私ですが、部員のみんなが楽しいと思ってくれる様な研究会を目指して日々奮闘しています。今期では中国と日本のお菓子を食べ比べたり、台湾語かるたや坊主めくりをしたり、実際に研究会で台湾夜市に行ったりもしました。来期はより楽しいと思える様な研究会を目指して精一杯頑張ります!!
 
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