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中国語スピーチコンテストへの道と発表後の感想

16生 説田明紘


  暗唱と言うと、「文章を全て暗記して、人前で発表すること」と思うでしょうが、「覚えているのを前提に上手に発音する」だけではなく、感情を入れ、強弱を付け、演技を入れて発表します。最初は「恥ずかしい」と思いましたが、演技や感情を入れる事よりも、発音に自信がありませんでした。何故なら、授業でよく、声調で訂正を受けるからで、又、過去の先輩の発表を見ると、演技を入れて発表した人と、演技を入れなかったが発音がより綺麗な人のうち、優勝したのは後者の方であったためでした。

  不安が募りましたが、更に不安よりも緊迫感を僕に与えたのは、もし、本番前に練習としてクラスメイトや先生の前でリハーサルする際に、うまくできなかったら、辞退せざるを得ない、という点でした。そのため、時間がある時に、指導者である留学生との厳しくも優しい練習を経て、無事リハーサルに成功しました。そこでクラスメイト達から「文句なし」や「発音が良くない」、「緊張し過ぎ」という評価を受け、更に磨きを掛けるべく、サークル内や前日に、会場で練習を行い、そして、本番で自分の練習の成果を出し切りました。

  休憩時間に、先輩や助手さんからの「絶対一位獲れるよ。」「優勝候補」、高校生からの「凄かったですね。」という言葉を聞いて、「これで一位獲れなかったら気落ちするなあ。」という不安と、順位発表での緊張感で落ち着きませんでした。が、名前がどんどん読み上げられ、終に自分が一位に選ばれた時、彼等の予想通りになった事への驚きと自らの歓喜が湧き起こりました。

  そして、見てくれた同学科、他学科の学生、先生方から高評価を受け、「スピーチコンテストに出て良かった」と思いました。それから評価してくれた高校生達も、全体的に発音が上手で、しかも弁論の部に出場した高校生は、自分で文章を作成して発表したため、思わず「アッ」と驚かされました。が、そこで見えた物は、“積み重ね”でした。

  そして何と言っても、あの僕等中国語学科でとても名高い、優れた先輩の弁論発表を見て、意味はあまり理解できませんでしたが、「この人は格別だ」というのをその場でヒシヒシと感じ、僕も最終的にはこの先輩と張り合える程中国語を習得しよう、と思いました。因みに、未だに授業では、発音がずれることがありますが、スピーチコンテストによって自信が付いたので、将来何時弁論大会に出場するかは未定ですが、精進は怠りません。

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