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提携校2006年度の実績

2006年度には、名古屋外国語大学のフランス語学科からは1期と2期を通じ、交換留学と認定留学をあわせて、18名の学生がフランス語圏に留学しました(内訳は、交換(特待)2名、交換(一般)9名、認定6名です)。

交換留学生に選ばれた学生は、提携校(フランスのリヨン第3大学、ボルドー第3大学、グルノーブル第3大学、ベルギーのブリュッセル外国語大学、カナダのモントリオール大学)の5校のいずれかに留学することができます。認定留学は、提携校以外からも留学先を選択でき、取得した単位を本校での単位と交換できる制度です。2006年度は、リヨン・カトリック大学、モンペリエ第3大学、パリ・カトリック学院への送りだし実績があります。これに加え休学して私費で留学する学生もいるので、フランス語学科が送り出す留学生の数は毎年20名を超えています。海外のフランス語圏の提携先からは同じ数だけの学生が名古屋外国語大学のキャンパスに日本語を学びに来ています。

この充実した提携校との関係に、2007年度からは新たな躍進が加わります。フランスのノルマンディーにあるカーン大学と南フランスにあるプロヴァンス大学が新たな提携校となるのです。すでに第一回目として各校に1名ずつ派遣することが決まっており、合計提携校は、7校になります。

2007年度の留学内定者は18名(交換(特待)2名、交換(一般)9名、認定6名)です。内訳としては、1期の交換(特待)が2名(モントリオール大学、ブリュッセル外国語大学、各1名)、交換(一般)が2名(ブリュッセル外国語大学、モントリオール大学、各1名)、認定が4名(リヨン・カトリック大学(2名)、モントリオール大学(2名))。2期の交換(一般)が8名(カーン大学(1名)、リヨン第3大学(2名)、ボルドー第3大学(3名)、グルノーブル第3大学(1名)プロヴァンス大学(1名))。認定が2名(ボルドー第3大学(2名))です。

欧米と日本とでは学期の開始時期に違いがあります。日本の学生は就職活動との関係からどうしても早く出発しようとする傾向があり、3年時の1期出発が好まれます。しかしヨーロッパや北米は春から学期が始まる訳ではないので、途中から始まり、長い夏休みを経て、途中で帰るという感じになってしまいます。FLE(外国人のためのフランス語)のコースはほとんどセメスター制なのでそれほど問題にはなりませんが、学部の授業を取る場合は、通年のコースの取得が困難になります。したがってフランスへの留学は、2期出発が中心にならざるを得ません。2期出発では、就職活動のスタートが遅れるという懸念を持つ学生がいます。しかし、秋期からスタートしても、授業は5月くらいに修了し、学則から授業終了後1週間以内に帰国しなければならないため、5月には日本に戻り、就職活動を行うことがほとんどです。留学中もインターネット等を利用して情報収集やエントリー等を行い、事情を説明して、帰国後まで面接を待ってもらっているようです。事実このようにして、過去に留学した学生も就職できており、留学経験を就職に生かそうとすると、早めに留学を切り上げるよりも充実した留学生活を送ること、企業にアピールできる場合もあります。

留学内定者のうち特待は、留学先に関係なく、成績に基づいて決められます。特待の学生にはフランスでの正規授業の履修を含む留学を推薦しています。

 

学部生の交換留学と平行して、今後は大学院生の交換留学を充実させていく予定です。近い将来でのダブルディグリーの学位取得をも視野に含め、2007年度2期から大学院博士課程の交換留学生第一号がプロヴァンス大学へと出発します。