スピーチコンテスト

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毎年秋に開催。本学在学生向けの暗誦大会・弁論大会の他に、高校生向けの朗読大会もあります。また学外のスピーチコンテストにも多くの学生が参加し、優秀な成績をおさめています。

神来たる?スピーチコンテスト!

13生 藤井康平

 

澄み渡った青い空、ほんのりと香る金木犀、心に響く蟋蟀の鳴き声・・・

 

人々に多くの感動を与える季節が今年もやってきました。 我らが中国語学科も人々に感動を与える祭典を今年も開催しました。 それは「名古屋外国語大学第27回中国語スピーチコンテスト」です。 多くの学生が鎬を削りあう大会であり、今年も例に漏れず激しいものになりました。

 

私は司会を務めさせていただき、出場者のスピーチを誰よりも近い位置で聞かせていただきました。 中国語の様々なことを学び、苦境を乗り越えてきた顔ぶれの中で一番優れているのは自分だという矜持の下、優勝を勝ち取るため、一人、また一人と発表していく様は勇敢で美しいものであり、彼らの発表に私は唯々圧倒されるばかりでした。

 

圧倒されたのは私のような素人だけではありません。 この大会に来賓としてお招きした中華人民共和国駐名古屋総領事館代表、曽珏領事は審査前に次のようにおっしゃられていました。 「今大会の優勝者は亀の甲に火に焼べて占ってみなければ予想もつかないだろう」と・・・ 亀の甲を火に焼べることは古来より伝わる占いの一つで、焼べることによってできるひびを見ることに未来を見通すことができるというものです。そのようなことをしなければ、結果が分からないというほど白熱の大混戦となった今大会。

 

これを制したのは奥谷伶央さんの発表でした。発表文の構成、発音の明瞭さ、スピーチの進行、そのどれをとっても素晴らしく、優勝に相応しいスピーチでした。勿論、優勝を惜しくも逃してしまったほかの出場者のスピーチはどれも劣らないものばかりで今大会を大いに盛り上げてくれたことを忘れてはいけません。 振り返ってみるとこの日はまるで夏に戻ったかのような猛暑になった日でした。 私は神様がこの素晴らしい大会に興奮して、熱くなってしまったのでは?と考えています。

 

なぜって?それはこの月は昔から「神無月」、すなわち「神の月」、神を祭る月と呼ばれている季節だからで、昔の人は神様に感謝し多くの催しを開いたとされています。ならば、この大会を神様が見ていてもおかしくありませんよね。(笑) 最後に今大会を盛り上げてくれた出場者並びに審査員の方々、また、運営を行ってくださったスタッフの方々に感謝いたします。

 

ありがとうございました。

 

 

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