第32回中国語スピーチコンテスト
2019年10月19日(土曜日)、名古屋外国語大学第32回中国語スピーチコンテストが開催されました。この催しは、中国語を学ぶ学生の日頃の学習の成果を披露してもらうために毎年行われているものです。
名古屋外国語大学の在学生の他に、中国語を学ぶ多くの高校生たちも参加してくれました。また、今年も、中華人民共和国駐名古屋総領事館から陳麗萍領事と岳倩領事を貴賓としてお迎えしました。
午前中は暗誦大会と朗読大会(高校の部)、午後からは弁論大会(第Ⅰ部・第Ⅱ部)が行われ、計51名(暗誦大会13名、朗読大会7名、弁論大会(第Ⅰ部25名、弁論大会第Ⅱ部6名))が出場し、3大会合わせて約200名の観客の皆様にお越しいただきました。
厳正な審査の結果、暗誦大会、朗読大会、弁論大会の各大会の入賞者が以下のように決まりました。
[暗誦大会(大学の部)]
1位 佐藤 小百合
2位 伊藤 愛梨
3位 金田 萌花
特別賞 桑原 勇翔
特別賞 西垣 結季乃
[朗読大会(高校の部)]
1位 水野 さや (名城大学附属高等学校3年)
2位 坂木 愛歩 (清林館高等学校2年)
3位 横道 加奈 (清林館高等学校2年)
特別賞 原田 朝美 (愛知県立南陽高等学校2年)
特別賞 松岡 彩華 (名城大学附属高等学校3年)
[弁論大会(大学の部)]
【第Ⅰ部】
1位 高階 絵里香
2位 稲熊 瑞貴
3位 赤尾 百葉
4位 説田 明紘
5位 森 香澄
6位 西田 圭吾
特別賞 山梨 茜
特別賞 北澤 未来
特別賞 鬼頭 優希奈
総領事館賞 安田 累乃
【第Ⅱ部】
1位 今井 華
2位 韓 美幸
3位 片桐 秋恵
スピーチコンテストの出場者と来聴者からは以下のような感想が寄せられました。
◎出場者・来聴者の声◎
・私は自分の中国語の発音を良くするために、このスピーチコンテストに参加しました。ですが、なかなか覚えることが出来ず「ü」の発音や「f」と「h」の発音の違いがとても苦戦しました。ですが、1カ月沢山練習してここまでの量の中国語を覚えることができたのは、これからの中国語を学習する上でとても大きな糧となりました。そしてこれからも中国語学習を頑張っていきたいです。谢谢,大家!(阿部茉菜佳)
・私は暗誦大会に参加しました。私が感じたことは、中国語スピーチコンテストを通して自身の中国語の発音が良くなったことです。中国人の留学生が丁寧にアドバイスしてくださいました。スピーチコンテストでは、正確に発音するだけでなく、ジェスチャーを使って表現したりなど、工夫する必要がありましたが、良い経験になったと思います。(葡萄酒色)
・今回初めて大勢の前で発表をして、とても緊張したけど、やり遂げることが出来てよかったです。でも発音が良くないところもあったと思うので、今後、発音のスキルを上げていきたいなと思いました。また、他の子たちも、すごく上手で圧倒されたので、自分ももっと頑張らないといけないなと思いました。今までの練習も今回のコンテストでも自分にとって、すごくいい経験をすることが出来ました。(7)
・同じクラスの人が練習の時から頑張っている姿をずっと近くで見ていて、今日の本番の時も見ていて、ドキドキしました。何回も練習を重ねるに連れてどんどん上手になっていくのが、すごいなと思いました。そんな姿を見て、私も頑張らなきゃなという気持ちが増しました。来年の弁論大会は頑張りたいと思いました。お疲れ様!(ヨウ)
・今日のために3週間練習しました。初めは、"やめたいな"とか色々マイナスなことを考えてたけど、暗誦し終わってすごく達成感を味わえました。留学生の方に発音を教えてもらう機会も、この先きっとなかなか無いので、辛かったことを含め、すごく良い思い出になりました。次弁論をする時は、もっと良い発音になるよう頑張りたいと思います。(3)
・暗誦大会の部ではジェスチャーを入れている子もいて、話の内容がよりわかり、見ていて楽しかったです。大学から中国語を学習し始めたとは思えないくらい流暢で、自分とはレベルが大分違っていて、私も勉強を頑張ろうという気になりました。来年私は弁論大会の部に出ようと考えているのですが、今のままだと前に立って話している自分を想像できないので、今日のみんなの姿を目指して、これからの勉強の励みにしたいです。(カルピス)
・今まで短い期間でしたが、留学生の方に指導してもらい発音に自信がなく、何度も辞退したいと思う事がありましたが、今この瞬間スピーチコンテストにチャレンジして良かったと思いました。自信と達成感を身に染みて感じることができました。五日前のリハーサルの時は、3回セリフを忘れてしまい、本番上手にできるか凄く不安でした。しかし、本番までの間の2回の留学生との発音練習と自主練習を積み、本番では1回もセリフを忘れずに、スラスラと語ることができて幸せです。今回は、発音良く人前で緊張に打ち勝つことを目標としていましたが、その目標は達成できたので、次はジェスチャーに気を使えるようにしたいです。(金田萌花)
・今日の暗誦で一番思ったことは、自分が全力を出し切って暗誦出来たことです。今日本番を迎えるまでに様々な問題がありました。例えば、1つ1つの単語の発音が良くても、文として読むと四声を間違ってしまったり、読む時に感情が入っていなかったり。それを改善するために、とにかく私は色んな人に聞いてもらいました。一人一人読み方が違うように、一人一人の表現力に触れ合ってだんだん感情を入れられるようになりました。自分で考えたジェスチャー、感情を大切にしつつ、他の意見を組み合わせてできた私の暗誦は素晴らしいものになりました。正直このスピーチコンテストで得られるものは、発音力や文の読み方だけだと思ったけど、私はそれ以外の大切な事も学びました。暗誦はただ文を言えばいいというわけでなく、いかに相手に語りかけるか、という事です。自分の感情を入れるのはとても難しかったけど、最後は自分も風景を思い浮かべながら相手に語れてよかったです。最後にここまで応援してくれた親や留学生の方々、友達に感謝したいです。(悪魔の名付け親)
・スピーチコンテストに出るのは2回目だったけど、今回の弁論の方が大変だったし、とても緊張した。こんなに多い量の中国語の文章を書いたことが無くて、原稿作りから苦労したけど、文章を書く力も身についたし、スピーチコンテストを通してもっと中国語の学習へのモチベーションが上がった。(ナンバー2)
・どの出場者もとても発音が良くて、自分のことを話す人もいれば、現在の世の中の問題点に目を向けて意見を言う人もいて、とても面白いと思ったし、中国語を長文で話せるのも素晴らしいと思いました。特に今までに学んだ文法を沢山使っていた鬼頭さんの弁論が分かりやすくて、とても良かったです。私も中国語ですらすら話せるように、これから頑張ろうと思いました。(セーラームーン☆)
・皆さん短い練習時間にもかかわらず、スラスラと言えていて素晴らしいと思いました。発音も良く有気音が綺麗に出ていました。また抑揚もあって聞いていて楽しかったです。皆さん様々なトピックに触れていて、深い話をしていて、とても興味深かったです。(さいとうきょうすけ)
・印象に残ったスピーチは西田圭吾くんの≪看不到的个性≫です。大家都是少数という言葉が印象に残りました。でも人間って、同じような少数派達が派閥を作って、より弱い立場の少数派を虐めるようにできているんだと思います。「相互理解」と「多様性」についてフォーカスを置かれていましたが、所謂相互理解など私たち人間なんかには絶対不可能だと感じました。(とうふ)
・去年に比べて、とても達成感がありました。自分で書いた文、留学生に直された文には愛着が沸き、皆に伝えたいと思う気持ちが練習を重ねるうちに強くなった。みんなの内容も様々で色々考えるきっかけになった。(稲熊瑞貴)
・去年の暗誦に比べて、覚える文字数はほぼ2倍になったにもかかわらず、発表時間は同じと聞いて、最初は震えましたが、今回話す内容は自分の身近なものなので、原稿を覚える速さも上がったし、去年より直せと言われる発音の数も減りました(本番でちゃんとできていたかは分かりません)。暗誦も弁論も準備等とても大変だけど、終えた今、とても良い経験になったと思います。ありがとうございました。(未来)
・去年の弁論大会よりも今年の弁論大会の参加者は人数がとても多く、参加者の内容が濃かったと思います。国際的な問題から自分自身についての経験など、テーマも豊富で聞き終えた後考えさせられることも多く、弁論者にはとても感心しました。(小松優香)
・出場者の弁論のテーマが、どれも興味深く原稿を見ながら聞いていて、みんなすごく流暢に話していて驚いた。練習している姿を近くで見ていて、自分も来年出るかもしれないので、すごく勉強になった。(中村華見)
・今回は2回目の大会への参加でした。弁論の部は自分で話す内容、文章を一から考えて発表する大会なので、単語、文法、発音、すべてが学べる大会でした。でも人前で外国語を覚えて発表するのはとても緊張しました。1回詰まってしまったのが心残りで、もっと練習すればよかったとも思いましたが、人前で発表する度胸が付いたので出場して良かったです。(横井美樹)
・高校生の時に中国に興味をもち、大学では複言語で中国語を選択しましたが、真剣に取り組んでいませんでした。本日のスピーチコンテストで皆様の流暢な中国語を聴いて、普段の授業態度から改め、来年このコンテスト出場を目指し中国語の勉強も頑張りたいと思いました。(つか太朗)
・みなさん、お疲れさまです。とても素晴らしい発表で、とても感動しました。(出場すれば良かったなと後悔しております。。。)谢谢,你们给我幸福的时间。(かみこ)