第31回中国語スピーチコンテスト
2018年10月20日(土曜日)、名古屋外国語大学第31回中国語スピーチコンテストが開催されました。この催しは、中国語を学ぶ学生の日頃の学習の成果を披露してもらうために毎年行われているものです。
名古屋外国語大学の在学生の他に、中国語を学ぶ多くの高校生たちも参加してくれました。また、今年も、中華人民共和国駐名古屋総領事館から孔蘊宝副領事を来賓としてお迎えしました。
午前中は暗誦大会と朗読大会(高校の部)、午後からは弁論大会が行われ、計56名(暗誦大会25名、朗読大会16名、弁論大会15名)が出場し、3大会合わせて約200名の観客の皆様にお越しいただきました。
厳正な審査の結果、暗誦大会、朗読大会、弁論大会の各大会の入賞者が以下のように決まりました。
[暗誦大会(大学の部)]
1位 高階 絵里香
2位 山梨 茜
3位 赤尾 百葉
特別賞 佐野 綾香
特別賞 渡邉 健人
[朗読大会(高校の部)]
1位 水野 佐紀(愛知県立千種高等学校3年)
2位 大津 美紅(岐阜県立岐阜総合学園高等学校3年)
3位 酒井 唯実(清林館高等学校2年)
特別賞 村松 里恵(愛知県立豊橋商業高等学校3年)
特別賞 吉本 理子(名城大学附属高等学校2年)
特別賞 山北 美玖(清林館高等学校2年)
特別賞 中村 咲良(愛知県立瀬戸西高等学校3年)
[弁論大会(大学の部)]
1位 上村 雲根
2位 大森 嵯恵
3位 三島 夕旺
特別賞 小菅 真綺
特別賞 内山 由葵
総領事館賞 纐纈 えみり
スピーチコンテストの出場者と来聴者からは以下のような感想が寄せられました。
◎出場者・来聴者の声◎
・みんなレベルが高くて驚きました。僕も出場しましたがとても緊張しました。ですが、自分の練習した成果を出せたので、スッキリしました。(Ling)
・"我在北京的留学生活"を聞いて、私も北京へ留学へ行って、姜さんのようにスラスラ中国語を話せるようになりたいと思いました。"说谢谢"的重新认识を聞いて、中国と日本のありがとうの文化についても知れたし、ありがとうの大切さを改めて感じました。中国語で暗記して、スラスラ話せて素晴らしい!(あ)
・今回、出場した人のスピーチを聞いて、純粋にすごいなあと思いました。同年齢の人たちの考えとかを聞いていて、こんなに考えられるのだと、凄いと思いました。自分も中国語の能力を高めたいです。(み)
・出場者皆上手で、聞いていて楽しかったです。リスニングしようと試みましたが、まだまだ聞き取れないところが多く、もっと努力しないといけない、と感じました。スピコンを通して、たくさん指導を受けることができたので、すごく勉強になりました。これからも頑張っていきたいです。(y.u.)
・どの出場者も堂々と自分の考えを話していて凄いと思いました。私も中期留学に行きたいと思っているので、自分の考え・意見を言えるように中国語の能力を向上させ、自分の視野を広げたいと思います。(みー)
・中国語でこんなに長い文を暗誦したことがないので、練習もとても難しかったですが、これを機に新たな中国語文法や単語を覚えることができて、いい機会になりました。(織田美咲)
・参加者の発音だけでなく、彼らの思っていること、価値観とか分かってよかった。自分の考えと違うので、聞いていて面白かった。一年生でも発表している人も凄いと思った。一人一人振付も考えられていて、努力が伺えた。(が)
・暗誦出来ていて凄いと思った。ジェスチャーを入れたり、アイコンタクトが出来ていて良かった。感情がこもっている人もいて良かった。聞いたり、読んで分かる中国語を使っていて理解出来たから聞いてて楽しかった。(い)
・文を作るところから暗記し発表するのは、凄く時間がかかる事だけど、みなさん凄く上手で感動しました。とても刺激を受け、私ももっと中国語の勉強を頑張ろうと思いました。(島﨑菜々美)
・緊張もしたけれどたくさんの人にスピーチを聞いてもらえて、とても嬉しかったです。スピーチコンテスト全体を通して、原稿作りでは自分でこんなに長く中国語の文を書いたのは初めてで、書き言葉と話し言葉では表現の仕方が違っていたり、ペアの留学生の子にたくさん教えてもらうことができて、一歩成長できた気がしました。また、文法だけでなく、中国での生活や大学についてもたくさんの話が聞けたので楽しかったです。発音や作文などで苦労する部分も多かったけれど、当日は笑顔でスピーチができて、出場して良かったと思いました。留学でもこれからの学習でもこの経験を思い出して、これからも頑張りたいです。(三島夕旺)
・順番が回ってくる前も後もずっと手が震えていてとても緊張していたのを感じました。だけどマイクの前に立っている最中は、自分の話題を伝えることとキレイにしっかり発音することだけが頭の中を回っていました。出ると決めたときは、緊張するし覚えるのも大変だし嫌だなあと思っていましたが、参加してよかったです。同学们の聞き取りやすい発音や思慮深さに、とても刺激を受けました。留学に行く前に参加できて良かったです。(ganggang)
・私と同学年の子、一緒に勉強している友達が沢山出場していて、とても驚きました。そして、こんな沢山の人の前で母国ではない中国語で弁論している姿はとても格好良かったです。私自身ももっと中国語の学習を頑張りたいと思いました。(大谷菜摘)
・1年生の部は去年よりもたくさん動きがあって、発音・振付も楽しむことができました。レベルがとても高くてとてもハキハキしていて、とても良い大会になったと思います。弁論の部では、誰もがレベルの高い自分の経験を話していて、共感する話、感動する話がたくさんありました。今回の大会を通じて、努力する力・度胸が身についたと思います。これを糧に自分のスキルアップにつなげていきたいです。(根根)
・普段一緒に中国語を学んでいる学生たちのスピーチを見ることが出来て、流暢な発音と声調にとても感動した。気持ちがこもっていて見入ってしまった。この長文の暗誦を授業などある中、忙しい中、こなせたのも素晴らしいと思った。(舩戸茉衣子)
・みんな発音がよく声も大きく後ろの方までよく聞こえた。聞いているときに、表情のある人や動きのある人は特に良かった。私もこんな素敵な経験をしたいと思った。みんなの経験を聞いて私もそんな体験をしたいと思った。出場者みんなかっこよく見えた。私もそんな風になりたいと思った。(しん)
・私は明確な理由は無く、スピーチコンテストに応募しました。ですが、終えた今となっては本当に良い経験をさせてもらったなと感じています。私はもともと人前で何か発表したりするのに慣れていて、中国語の発音もとても好きなので、新しい事にも挑戦したいと思っていました。今回のスピーチコンテストで、"努力は裏切らない"ことを再び身を持って学びました。それと共に自分はすごく恵まれていると強く思いました。今まで指導してくれた方々や全ての人々に感謝の気持ちしかないです。私は中国語が大好きです。これからさらに中国語を好きになるために、弛まぬ努力を続けていきます。本日は本当にありがとうございました。(VAVI)
・私はあがり症なので本番で文章が飛んでしまわないかとても心配だったのですが、いつも以上の発表が出来てとても嬉しかったです。また暗誦大会を通じて発音が少し良くなったと思うし、中国語の文章を読むことに慣れることが出来たので良かったです。(東希糸)
・課題文の練習を始めた頃は、自分にできるのだろうかととても心配だったが、留学生の方に細かいところまで教えてもらい自分のスピーチを完成させることができた。本番の会場はとても広く、たくさんの人の前での発表で緊張したが、練習の成果を出せたと思う。このスピーチを通じて中国語のピンインや内容に限らず人前で話すことの難しさや表現力なども学べて、良い経験になったと思う。来年もぜひ出場したい。(ケボ)
・同じ文章でも発音の仕方や、ジェスチャーの仕方で全く違う文章のように聞こえて、とても面白いなと思いました。そして、堂々としていたり、話し方がはっきりしているととても聞きやすく、伝わりやすいと感じました。とても素晴らしかったです。(川口晴華)
・とても緊張しました。全然練習通りにできなかったことが悔しかったです。声の強弱や振付、表情を忘れてしまいました。たくさん練習はしたけど、人前に立つと全然だめでした。今回の暗誦大会は思い通りにいきませんでしたが、弁論では悔いが残らないように頑張りたいです。(鬼頭優希奈)
・今まで練習してきた成果を充分に発揮することが出来た。人前で話すという経験が少ししかなかったのでとても良い経験が出来たと思う。来年も一生懸命取り組みたい。(Lipeng)
・とても緊張しました。留学生と練習した中で何度か注意されたhとfの発音やそり舌音、有気音が上手くできなかったと思います。強弱と区切りのところも忘れてしまい上手くできなかったです。練習通りにできなかったところはたくさんありますが、読み終えることができて良かったです。(佐野綾香)
・中国語を始めて半年と少ししか経っていないのにスピーチコンテストに参加するのには、凄く勇気がいることでした。しかし、外国語を話すのに恥ずかしいという気持ちを持ち続けていたら、留学先でも誰とも話せず何も学んでこれないと思います。だから私は参加を決めました。留学生の方にも発音指導もたくさんしてもらいました。ネイティブの中国語を聞けたので、凄く良い機会でした。リハーサルの時は、途中で止まってしまいました。でも、本番では最後まで言い切れたので良かったです。来年は弁論の部に出るつもりなので、今日のことを活かしてこれからも頑張ります。(大卫)
・暗誦の部に参加して、発表の時はとても緊張したけれど、練習や今まで学んだことを意識して発表出来た良い機会だったと思います。また、他の子の発表を見て発音や強弱のつけ方など学ぶことも多かったです。これから、また学んでいく上での良い刺激になりました。(髙橋千春)
・森山愛理さんがとても良かったです。練習の時は、あまりジェスチャーを使えていませんでしたが、本番はとてもジェスチャーを使えていたし、物語を連想させた話し方をしていて素晴らしかったです。みなさん最後まで諦めず暗誦していて感動しました。(フーチェン)
・授業でみんなが頑張っていたところを見ていたので感動した。皆スラスラ話していて凄かった。私も出れば良かったと感じた。来年の弁論大会はみんなに負けないくらい頑張ろうと思う。ジェスチャーの量が人それぞれで、やっぱり沢山やった方が話に感情移入できると感じた。来年の弁論大会に役立つテクニックを学べた。(こっこ)
・出場者同士はライバルでありながら、互いにより良いスピーチを目指して練習の段階から意見を出し合い切磋琢磨していたのが印象的だった。本番でのそれぞれが仕上げてきた読み方は台詞的な言い回しやジェスチャーなどを駆使しており、創意工夫に富んだ個性あふれるスピーチだった。私は出場しない身ではあったがとても楽しむことができた。(蒋介石)
・発表中はとても緊張しましたが、最初の挨拶と最後の挨拶は笑顔でできたので良かったと思います。このスピーチコンテストは最初は弁論の慣らしのために出るつもりでしたが、私にとってとても貴重な経験になりました。出ることによって、少し自信がつきました。(Linai)
・本番で全てを言えず終わってしまったのがとても悔しかったです。でも、今回スピーチコンテストに挑戦させていただき、本当によかったと思います。全て言えなかったけど、いい経験になりました。挑戦せずに、スピーチコンテスト出場を諦めずよかったです。(S.M)
・みなさん発音が流暢で素晴らしいなと思いました。出場している友達が日頃練習している姿を知っているので、その成果が発揮できていて日頃の努力が語学力向上につながることを改めて考えさせられました。(毛沢東)
・みんな暗誦のレベルが高く、気持ちがこもっていてとても刺激を受けました。本番は緊張したけど練習の成果を出せて良かったです。このスピーチコンテストを通して毎日中国語と向き合い、声調や発音を気を付け練習しました。発音が難しく日々、苦労し心が折れそうになる時もあったけど、コンテストが終わった今、とても達成感がありスピコンに出てよかったと思います。(森山愛理)
・とても緊張して途中で頭が真っ白になったときもあったけど、落ち着いて最後までパフォーマンスが出来て良かった。このスピーチコンテストで発音を上達できたし、まだ習っていない中国語を学ぶことが出来て嬉しかった。(Jn)
・沢山練習したおかげで、止まらずにスピーチできた。留学生が表現を指導してくれたので、色々なところで強弱をつけたり、速さを変えたりできた。焦らずゆっくり読めたと思う。2年生になったら、もっと大変だと思うけれど、一生懸命取り組みたい。(HOSHIMIN)
・緊張していて、所々止まってしまいましたが、最後まで言えたので安心しました。他の皆は、ジェスチャーをつけたりしていて、表現力がすごいなと思いました。中国語を暗記なんて無理だと思ってましたが、頑張って勉強して何とかやり切って、すごくやり甲斐を感じました。これから勉強頑張ろうと思いました。(伊神香織子)
・とっても緊張しました。出場した子の発音や表現を見て、まだまだ自分も上手くなりたいと思った。中国語を習い始めてから、初めてこんな長文を暗誦したのでやり切った自信が出てきた。(稲熊瑞貴)
・練習の時に途中で文章が飛んじゃったり、思い出せなくて止まってたりしたから心配していたけど、すごい練習してたので成功して本当によかったです。自分は今回出なかったけど、みんなが頑張っている姿を見て感動しました。(岡崎夏美)
・私はこのコンテストでタイムキーパーをさせていただきました。そこで、まず感じたのは「緊張」でした。出場者でもない私は緊張するなど思っていませんでした。しかし、いざタイムキーパーの役をやってみると、出場者が4回目以降間違えた時、時間を測る時とても緊張しました。なぜ緊張するのか?自分の中で考えた時、出てきた答えは、「自分が出場しなかったから」でした。私は、このコンテストに「面倒だから」という非常に短絡的な利己的な理由で出場しませんでした。そんなやる気のない私の横で必死に発音の練習をする友達や、他のクラスの子たち。その間、私は、授業をまともに受けず、差は広がる一方でした。そして当日、それらに対する、自分への情けなさ、後悔から、「こんな私が、自分の何倍も何十倍も努力を重ねてきた人の発表を止めるなんて・・・。」という気持ち、「緊張」が出てきたのだと思います。もちろん、タイムキーパーの役を引き受けた以上は、その役をきちんと全うしなければならないので、そんなことは関係ないという方もいると思います。ただ、情けなさから、「緊張」が出てきたのは事実であり、少し判断が揺らんだこともあったかもしれません。これらの事は、全て私の未熟さから来たものだと思うので、2期以降は、この未熟さ、また語学力の自信の無さを克服するため、勉学に励んでいきたいと思います。(张丽英)
・まず、中国語スピーチコンテストに参加して良かったと思います。今まで参加したスピーチコンテストの中で一番練習したので、本番では自信をもって臨むことができました。また、今回緊張している中で、ジェスチャーや表情などを全て完璧に発表する難しさが分かりました。でも、色々な人の発表を聞き、自分に足りないものを見つけることができました。今回満足のいく発表ではなかったので、来年の弁論大会では今回の悔しさを挽回したいです。(鈴木麻友)
・みんな練習の時から、すごく頑張っていて、凄いと思った。本番でも上手で尊敬する。自分は今回出なかったけど、来年は出てみたいと思った。(中村華見)
・たくさん練習したのが伝わってきました。自分も来年弁論に出たいと考えていて、今回、良い「刺激」をもらいました。友達の中国語の発音の良さに驚き、入学して「一」から学んできた友達には思えないくらい、上手でした。(西村ゆめ)
・最初練習している時は、この原稿が本当に自分で言えるようになるのか心配でしたが、友達や留学生の方が励まし、一緒に練習してくれたおかげで、納得のいくスピーチができました。友達や人との協力の大切さや大きさがよく分かりました。このような経験はなかなかできないので、今回暗誦大会に出場してとても良かったです。(山梨茜)
・私は外国語を人前で発表したことがなかったので、出場するか迷いましたが、声調が特に苦手だったので少しでも上手になりたいと思い出場を決めました。そして中国人の留学生と1カ月間一緒に練習しました。長い文を覚えていくうちに声調も以前より安定するようになりました。本番当日はとても緊張しましたが、無事に終えることが出来ました。コンテストに出場したことでもっと中国語が上手になりたいと思いました。(横井美樹)