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「2007年度中国語弁論・暗誦大会」出場者と担当者の言葉

 ◎出場者の言葉 

 

 ◆弁論大会 

 

◆今回弁論大会に参加して一番に自分の伝えたいことを中国語で表すことはとても難しいということがわかりました。何度も発音を直されて悔しくて嫌になったこともあったけど、終わった後は達成感を感じました。弁論大会が終わった後も、弁論大会で使った文章がすごくためになり、参加してよかったと思いました。本番は特に緊張することもなく発表することが出来ました。自分なりに大きい声でわかりやすくできたと思います。留学するにあたって少し不安があったので、今回はいい経験になりました。(渡邉綾子) 

 

◆今回の弁論大会に参加したことで、自分の中国語の力が向上したと思います。文章を中国語で考えることは今まであっても、今回のように長い文章で、しかも表現を何度も考え、ここまで時間をかけて真剣に行うことはありませんでした。文章を練る時点でとても勉強になり、素晴らしい機会を与えられたと思っています。発音の練習には毎日長い時間を費やし、苦手な発音も少しずつではありますが改善できたと思います。やはり目標があると頑張れるものです。今回の弁論大会に参加したことで、一生懸命中国語を勉強できて良かったです。(吉田眞人)

 

 ◆あらためて弁論大会を振り返ってみると、今までのどんな授業の勉強よりも一生懸命勉強していたと思います。なかなか文章が書けずに苦労したこともありましたが、発表を終えた後はとても達成感がありました。また、人前で自分の意見を述べる良い経験にもなりました。今回の経験を生かして、これからももっと中国語能力を高めていきたいです。(K.W.) 

 

◆私は初め弁論大会に出ることが不安で仕方ありませんでした。でも今は、出て本当に良かったと思っています。発音指導をして下さった留学生の方はとても優しく丁寧に、時には厳しく教えて下さいました。原稿を作る際に、授業では習ったことのない単語や中国語独特の言い回しなども知ることができました。 また、以前に何回か英語のスピーチコンテストに出たことがあったので、本番も緊張しすぎずに落ち着いて話すことができました。今までで一番満足のいくスピーチができたと思います。これも、発音指導をして下さった留学生の方を始め、熱心に聴いて下さった先生方、応援してくれたたくさんの友達のお陰です。本当にありがとうございました。(犬伏早希) 

 

◆校内の大会に参加するのは、去年の暗誦大会に続き2度目でした。その為、良い意味でも悪い意味でもあまり緊張感を感じずに本番に臨むことができました。今回、弁論大会の準備をする過程で、様々な事を学べたと思います。中国語の長文を書くのも初めてで、大変苦労しましたが、それだけでなく、パートナーの留学生に自分の表現したい事を正確に伝える事もとても難しいと感じました。自分の考えを、自分とは異なる価値観を持った留学生に理解してもらうのは難しいものです。ただでさえ難しいのに、留学生が自分の話を聞いてくれる時、自分の意見を言うときに伴う一種の恥ずかしさのような感情を覚えて、なかなかスムーズに説明出来なかったので、この作業にはかなり手間取りました。この点は、自分が直さなければならない点だと思いました。最終的に、弁論は満足のいくものではありませんでしたが、今年も参加して良かったと感じると共に、協力してくれた多くの方に対して感謝したいと思います。(鈴木千裕) 

 

◆今回の弁論を終えて、自分自身大きく変わりました。今まで中国語に対する意識というものは薄いものでした。しかしネイティブの手厚い指導などにより、非常に充実した日々をおくることができました。これを機に中国語に対する意識を高め、これからの勉学に役立てたいと思います。(杉江竜也) 

 

◆まず、最初の原稿作りから最後の発表まで、根気強く面倒をみて下さった方々に大変感謝しています、本当にありがとうございました。文章を書くことも、人前で自分を表現することも苦手な私にとって、このような大会に出場することは正に「大挑戦」でした。予想通り苦労が絶えなかったわけですが、自分を更に成長させてくれる良い経験となりました。これを励みに、今後も様々なことに挑戦し続けていきたいです。(佐藤) 

 

◆弁論大会に出る前までは中国人と接する機会がほとんどなかったけれど、これを通して親しくなることができて嬉しく思う。発音も徹底的に直してもらえたので、すごく勉強になった。また人前で話す訓練もできて本当にいい経験となった。(大橋) 

 

◆正直はじめは弁論大会に出場するかどうか迷っていたわけですけども、発音指導などもしてもらえるからとても勉強になるしいい思い出にもなるだろうと思ったので出場してみました。やはり、自分が予想していた通り、留学生の方がしっかりと発音を指導してくれて、私の中国語の発音は以前よりも幾分か良くなった気がします。大会当日の自分の発表の時は随分と苦い経験をしましたが、それはそれでいい思い出になりました。(U.K.) 

 

◆人前で話すということは、体験したことのない緊張感でした。考えを文章にして話すことがこれほど難しいとは思いませんでした。留学生に指導してもらい、思い間違いにも気づきました。参加して達成感が得られました。(近藤綾美) 

 

◆弁論大会まで準備期間が1ヶ月以上あった。私はまず日本語を考えてから、中国語に直した。私の発音指導の張さんと週一回お昼に集まって、まずは文章を見て頂いた。日本語をそのまま中国語に直しても、私が伝えたいものとは少し意味が変わってきてしまって、5分間のスピーチの原稿にするには時間がかかった。しかし張さんは、少しでも良いスピーチになるようにと、いつもアイディアを出して熱心に教えて下さった。授業以外で中国の方と触れ合う機会がないし、特に張さんは私が来年行く留学先の大学から来た留学生だったので、興味深い話をたくさん聞けた。弁論大会のお陰で、人の前で話す力や、文法の勉強にもなった。なかなか経験できない経験ができて、良かったです。(早川ひかり) 

 

◆結論から言って、今回出場して良かったと思っています。自分が話したいことを自分で一から考え、それを中国語に訳すという作業はかなり自分のためになったと思います。今回のことをこれからの学生生活に役立てていけたらいいと思います。(楠本俊介) 

 

◆弁論大会へ向けての練習はとても大変でした。発音は難しいし、文章をなかなか覚える事が出来なくて苦労しました。でも発音指導をしてくれた留学生はとても熱心で一生懸命私に教えてくれたので、だんだん自分の発音にも自信が持てるようになりました。弁論大会は緊張したけどとってもいい経験になりました。(杢屋万里子) 

 

◆弁論大会に参加して、結果は中途失格。私の失格によって大会の名に傷をつけたことを、お詫びさせていただきます。しかし、その過程で知り合った留学生や、必死になって考えてくれた表現はこの先ずっと自分の中に生きていると思っています。(酒井克弥) 

 

◆今回弁論大会を通じて学んだことは、弁論大会に出場する前にもっと練習をするべきだったということです。もっと言えば、中国語を上達させるためには毎日の努力が不可欠だということです。今回僕は残念ながら入賞することができませんでしたが、日々の努力の大切さを教えてくれる日だったと思います。(Y.M.)

 

 ◆自分でテーマを考え文章を考え、さらに中国語・・・。人前で発表は緊張するし。最初は面倒だと思っていましたが、中国語で文章を作ったり、留学生に発音を指導してもらったりすることで、自分の中国語をさらに伸ばすことができました。また、他の人の発表もすばらしかったです。弁論大会はとてもよい経験になりました。(吉沢美咲)

 

 ◆一ヶ月くらい前から文を作り始めて、発音指導をしてもらったり暗記する時間をつくったりと、いろいろ大変でしたが、あんなに大勢の人の前で発表するのは初めてでとても良い経験をさせてもらいました。(真下綾子) 

 

弁論大会へ出場して、私は自分の中国語の暗誦力が上がったように思います。また、発音指導のパートナーとも親しくなれ、中国についての知識も増えました。このような機会があれば、また参加したいです。(須藤有香)  

 

◆暗誦大会◆ 

 

◆私にとって暗誦大会に出場した一番の意義は、もっと中国語がうまくなりたいと思うようになったことです。本番までに詩の意味、ピンイン、発音を何度も繰り返して留学生に教えてもらいました。最初は詩の意味すら分からなかった私でしたが、本番前にはすらすらと言えるほどになりました。練習を重ねるにつれ、留学生とも仲良くなり、今ではインターナショナルハウスに行ったり、一緒にご飯を食べに行ったりするなど、私の生活の中に異文化と触れ合う機会が増えました。まだ1年生なので、すらすらと会話することができませんが、暗誦大会に参加し、留学生の友達ともっといろんな話をしたいと思うようになりました。今では中国語のドラマのDVDを見て、「これは使える!」と思った言葉をメモしています。このように、中国人の友達ができ、中国語を学ぶことに対する意欲が増したことが暗誦大会に参加して得られた私の一番の喜びです。(山下幸恵)

 

 ◆とても貴重な経験でした。留学生がマンツーマンで発音指導してくれたことで、自分の弱点を振り返ることができました。留学生とは練習以外でも仲良くなることができ、良い意味で日中文化の違いを感じることもできました。今回の暗誦大会を通して学んだことを糧にして、これから中国語に取り組んでいきたいと思います。(Y.I.) 

 

◆桂林はとっても綺麗なところみたいで、桂林山水の文章を暗唱してみて、一度行ってみたいなと思いました。こんなに長い文章を読むのは初めてのことでしたが,自分の発音を見直すよい機会になったと思います。中国語の響きって綺麗だなと感じました。(粟野佑麻) 

 

◆まず初めに暗誦大会には参加をしてよかったと思っています。 体調が悪い中で練習もあまり身が入らず、本番に多くの不安を残しての出場となりました。しかし、振り返って見れば第二位という身に余る好成績を収める事が出来ました。
 これも偏(ひとえ)に日頃からの皆様の支えがあっての事だと思っています。後押しして頂いた先生方、熱心に指導をしてくださった留学生の方、同じ志を共にする同学のみんな、応援してくれる友達、愛する家族…そして何よりも世界で一番大切な人に感謝をしたいと思います。
 そして今回の大会では大きな自信を得ると同時に自分の非力さを痛感しました。現状に満足をする事は自分のさらなる可能性の芽を摘みとる事になるのだと改めて感じました。
 この大会は自分にとってはほんの始まりであって、終着点ではないのだと心に銘記して、今後も更なる高みを目指してよりいっそうの努力をしていきたいと思います。(前野洋平)
 

 

◆留学生に発音指導をしてもらい、それを暗誦大会で発揮することができて、とてもいい経験となりました。(丹羽麻理子) 

 

◆自分の場合は当日上がってしまったため文を最後まで言うことができなくて悔しかったです。練習をもっとまじめにすることが大切だと思いました。来年は弁論でがんばりたいです。(井筒) 

 

◆大会本番の日がせまると、弱気になり後悔しましたが結果的に出場してよかったです。たくさん練習したこと、緊張したこと、今思うと何一つ無駄なことはなかったです。(C.A.) 

 

◆わたしは、暗誦大会に初めて出場しました。緊張感を持って学んだり、中国からの留学生と一対一で発音や発表の練習ができて、よかったです。
 今、日本の社会は能力主義で、結果が評価されることは避けられないです。だからわたしは、何らかの結果を出すことに重きを置いていました。しかし、結果につながらなくても、試練を乗り越えることや挑戦することに意味があることを実感しました。また、一緒に頑張った友達や留学生との出会いから、新しい人間関係を築けたことを嬉しく思っています。いろんな国の留学生と話す機会にも恵まれました。そして、今まで知らなかった文化や考え方に興味を持ちました。
 わたしは、結果ばかり考えることで視野を狭くしていたことに気付きました。そして、これからは自分らしく、自分がしたいからするということを大切にしたいです。
 暗誦大会を通して経験したことは、私にとってプラスになったと思います。
 ☆励まし合った友達、応援してくれた留学生・友達・家族、先生方、ありがとうございました。(A.M.)
 

 

◆発音が良くなったり、留学生と知り合えたりして、私にとって本当に良い経験となりました。(堀内美佳) 

 

◆暗唱大会に出て一番良かったのは、中国の留学生との交流、発音指導が受けられた事です。授業でも、中国人の先生の授業はあるけれど、発音に関して細かく言われる事は、後期になったこともあり、あまりありません。正直、自分の発音がちゃんと出来ているのか分からなく、不安だったので、今回のこの発音指導は自分の発音を見直す良い機会でした。(M.I.) 

 

 

 開催担当教員の言葉  

 

  弁論・暗誦大会の開催を担当するのは、私にとっては初めての経験でした。出場者たちの努力と中国語学科副手の渡邉さんの尽力により、成功裡に終わらせることができました。みなさん、本当にありがとうございました。 今回の大会に出場して、中国語学習者として新たな課題に気付いた学生も多いのではないかと思います。発音が大事だということはすでに耳にタコができるほど強調されてきたことですが、しかし弁論大会では発音以上に文章力がより大事なのではないでしょうか。 まず、外国語を勉強する最も大事な目的は、外国人とコミュニケーションができるようになることです。その際、相手の外国語を理解することと同時に、自分の外国語を理解してもらうことが大事です。文章を書くことは、自分の考えを組み立ててそれを相手に伝わるような形にする、絶好のトレーニングであると言えるでしょう。 すでに気付いている方も多いと思いますが、文章を書かないと、外国語がずっと簡単な日常会話のレベルにとどまってしまいます。文章を推敲する過程において、その言語のさまざまな表現や言葉のニュアンスを理解し、それらの知識が記憶され身に付いていきます。外国語があるレベルに達したら、文章を書くことがさらなる上達の秘訣なのです。 さて、1年生の前野洋平君が書いてくれたように、弁論・暗誦大会への出場はあくまでも1つの出発点にすぎず、決してゴールではありません。出場したみなさんには、今回の結果がどのようなものであったとしても、今回の経験をばねにしてさらに飛躍してくれることを期待しています。これからは、ささやかなことでも、それを文章にして中国語に訳してみましょう。そして、積極的に機会を見付けてそれを発表しましょう。まずは今日からでも、友達へのメールを中国語で書いてみませんか。その際は、伝わるように努力することを忘れないように。(劉綺紋)