百話千談

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中国語を学び中国を知ると、話したいことが沢山生まれます。
学科教員、卒業生、そして中国人留学生から、とっておきの話をお届けします。

経験は宝

13生 滝島致遠

 
 みなさんこんにちは!私は2013年に名古屋外国語大学外国語学部中国語学科に入学をしました。大学2年生の時に上海外国語大学に1ヶ月短期留学をし、3年生の時には復旦大学へ1年間認定留学を経験しました。その際に出会った友人とは今でも連絡をとっており、中国の友人はもちろんのこと、他国からの留学生とも話したりしています。
 留学中は中国の勉強だけでなく、中国の文化やドラマなどの芸能にも触れました。コロナ禍のオンライン留学などもありましたが、日本にいても同じようなことができると思います。私はせっかくなので、中国でしかできないことは何か、同じく日本人の友人と考えていました。そこで上海でfree hugをやってみました。日中間が冷え込んでいるニュースが当時は流れていましたが、実際に中国人はどう感じているのか、どうしたら関係が良くなるのかを、実際の肌で感じたいと思いました。
 実際には、多くの方と触れ合うことができ、昔から関係があるので、いい関係を続けたい、お互いの文化を尊重したいという声がありました。みなさんには、周りの情報ではなく、実際自分の目で見ること、肌で感じることを大切にしてほしいと思います。
 現在、私は航空物流会社に勤めています。航空物流を支える会社ですので、中国と密接な関係があります。例えば、SHEINやTEMUなどは中国の会社ですので、我々の飛行機を使って運びます。また、半導体などの大型の貨物も輸送しますので、先日も中国側とお客様と私たちで打ち合わせをして、スムーズにお客様のもとへ貨物を届けるために、どうしたらいいかを話し合いました。現地側は中国語で、通訳もいましたが、中国語ができることは、会議をスムーズに行うためにも、かなりのアドバンテージだと感じました。貨物機の本部インストラクターもやっているので、英語を使用して海外スタッフへ教育も行っていますが、中国語圏の参加者には中国語で教育することもあります。中国語をやることで、活躍の幅が広がっていると、卒業し、社会人になり強く感じています。
 大学生の皆さんは、かけがえのない時間を後悔しないよう過ごしていただければと思います。これから大学を選ぶ方は、自分が将来何をしたいのか、どういったことを大学4年間でやりたいのかを考え、大学を選んでいただきたいと思います。
 私は名古屋外大で過ごした4年間は、一生の友人と出会えましたし、留学や、学びも含めてものすごく充実していたと思います。この4年間があったからこそ、今も楽しく過ごすことができています。
 
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