第24回中国語スピーチコンテスト
名古屋外国語大学2011年度中国語スピーチコンテスト
2011年10月29日(土曜日)、名古屋外国語大学第24回中国語スピーチコンテストが開催されました。この催しは、中国語を学ぶ学生の日頃の学習の成果を披露してもらうために毎年行われているものです。
2008年からは高校生にも門戸を拡大し、愛知・岐阜・三重県下の高校に参加を呼びかけています。今年も中国語を学ぶ多くの高校生たちが朗読大会に参加してくれました。
午前中は暗誦大会と朗読大会、午後からは弁論大会が行われ、計52名(朗読大会18名、暗誦大会17名、弁論大会17名)が出場し、午前午後合わせて約500人の聴衆が詰めかけました。
今年は、中華人民共和国駐名古屋総領事館から黄菊花領事を審査員としてお迎えしました。黄領事は「中国語の学習を通じて中国を理解してほしい。青少年は日中友好の使者であり架け橋です」と挨拶してくださいました。
また、2008年全日本学生中国語弁論大会において第3位に入賞した本学科4年生の山下幸恵さんが、《滴水之恩,当以涌泉相报》(最初に井戸を掘った人を忘れない)という演題でスピーチを行い、会場を盛り上げました。
厳正な審査の結果、朗読大会、暗誦大会、弁論大会の各大会の入賞者が以下のように決まりました。
[朗読大会(高校の部)]
1位 恒川 真理子さん (清林館高等学校)
2位 長谷川 明里さん (清林館高等学校)
3位 波多野 早紀さん (愛知県立南陽高等学校)
[暗誦大会]
1位 増田 陽子さん
2位 仲谷 沙織さん
3位 西山 佳織さん
[弁論大会]
1位 中野 夏子さん
2位 浅岡 真美さん
3位 星野 明日香さん
[中華人民共和国駐名古屋総領事館賞]
中野 夏子さん
スピーチコンテストの出場者と来聴者からは以下のような感想が寄せられました。
◎出場者・来聴者の声◎
【暗誦大会】
●2度目の参加だったが、昨年以上に良い経験になった。先生、留学生が熱心に指導してくださり、その際何度も同じところの発音を直され悔しかったが、自分の発音の癖に気付くことができて良かった。また、高校生のみなさんが非常にうまく表現をしていて驚いた。英語と中国語の両立は容易ではないが、私も負けずに中国語を頑張ろうと思う。(増田 陽子)
●長い文章を理解して暗誦していて、すごいと思った。さらに、ジェスチャーをしたり強弱をつけて話す人がいたのを見て、自分にはできないなと思った。今後は自分も、話していることを全て聞き取れて、理解できるようになりたいと思った。(伊藤 勇貴)
●同級生や同年代の発表を聞いて、自分ももっと頑張らなければと良い刺激を受けた。スピーチコンテストへの参加は語学力面はもちろん、様々な面で成長できる機会だと思ったので来年は自分も参加したいと思った。また、先輩からのメッセージもとても参考になり、自分を見つめ直す機会になり、有意義な時間を過ごすことができました。(加藤 綾乃)
●出場者だったので、自分の順番まで他の人の発表をまともに聞くことができなかった。しかしいざ発表の時になると、思いのほか緊張せず練習通りに発表できたと思う。暗誦課題文の中に、今まで知らなかった表現方法・文法・単語など、たくさんの事を学ぶことができたので、来年は是非弁論の部に参加したいと思った。(小寺 真有)
●私は出場しましたが、最後まで課題文を読み切れなかったことが悔しかった。友人は最後まで暗誦できていたので、もっと努力の必要があったと自分の甘さを痛感した。この大会へ出場したことを単なる思い出にするのではなく、今後の経験に活かせるよう前向きに頑張っていきたい。(るるる)
【弁論大会】
●自分で文章を書いて、それをたくさんの聴衆の前で中国語で話す難しさを、今回参加をして改めて感じた。他の出場者も昨年の暗誦大会の時よりも上達していたので、自分のレベルも上がるようにこれからも頑張り続けたい。(下村 真弓)
●発表を始めた時は、聴いている人に伝わるように話したい気持ちが大きくあまり緊張していなかったが、途中で1度止まってしまってからは不安な気持ちがでてきて、緊張し始めてしまった。しかし、友達同士で発表の聞きあいをし、緊張しないように練習したことはとても本番で活かされたと思う。留学生との練習時間は、とても有意義なものだった。(入江 菜津美)
●他の人の発表を見て、表現方法や発音などを工夫しているなと感じ、今の自分に足りない部分が分かった。このような機会は授業ではないため、貴重な経験ができ良かった。(長嶋 さつき)
●頑張ろうという気持ちと、楽しもうという気持ちで挑んだ。何度も練習を積んだが、本番では数か所間違えたりしてしまい、完璧な発表をするにはたくさんの経験が必要だと実感した。また、自分にはもっと中国語で話す機会が必要だと思った。(中野 夏子)
●自分で文章を書き暗誦することはとても大変だったが、中国人留学生と一緒に練習できたことがとても良い経験になった。練習以外でも一緒に勉強したり、お互いの国について話ができたことも良かった。今回の私の弁論テーマが夢についてだったので、先生や聴衆に、私の夢を聞いて!という気持ちで発表できたので、とても楽しかった。(星野 明日香)