2018年度海外研修①
夏期研修を終えて
16生 飯田壮太
僕は他学科生として、2018年8月4日から26日までの23日間、海外研修で北京を訪れました。僕の場合はまず、中国語学科が大半を占める中に溶け込めるかどうか、そして現地の授業のレベルについていけるのかと不安な要素がありました。ですが実際に現地につき環境に慣れ始めると、自然と不安な気持ちも消え、無我夢中で頑張ろうという気持ちに変わりました。それはきっと、北京外国語大学の教員の方の指導がとても分かりやすいのはもちろんですが、勉強を共にするクラスメートと時には助け合いながら、時には切磋琢磨しあいながら中国語の勉強に打ち込める環境が整っていたからだと思います。
僕は日本で、中国語の授業を中国語のみで受けた経験がなかったのでとても新鮮な体験になったと思っています。聞き取れない単語やフレーズも多々ありましたが、時にはゆっくりと発音をしてくれて、何とか分かりやすい表現に工夫をして話をしてくださるので、不安に感じることなく学ぶ意欲を全面にだして取り組めば絶対に自分の為になると思います。
そして授業がない日や授業日の午後には、たくさんの場所に出かけました。有名な万里の長城や故宮をはじめとする名所を訪れ、何百年何千年の長い歴史を自分の目で見て、感じ取ることができていい経験になりました。僕の中では万里の長城が一番印象に残っていて、きつい方の男坂に挑戦したのですが、想像を超えるほど段差が高く、とても疲れました。ですがその分頂上まで登り切った場所から見る景色は、想像を超えるくらい絶景で疲れが吹き飛ぶくらいでした。
この研修では、語学の勉強はもちろんですが、日本とはまるっきり異なる環境の中で生活をすることで、周りの人との団体行動の大切さ、自分で考えて動くことの難しさを味わうことができたので貴重な経験になりました。ただ中国語を聞くだけではなくて、中国語を口に出して、自ら積極的に中国語に触れる機会を作っていく努力をすることもとても重要な事だと改めて感じる事が出来ました。参加者は女性が多いですが、男性でも取り組み方次第では友達の輪も広がりますし、留学に対する意識がある方には、ぜひ行ってみると何かのきっかけになると思うので参加することをお勧めします。