2015年度中期留学
中国のホテルでインターンシップ
13生 奥谷伶央
「中期留学」と聞いて何を思いますか?「3ヶ月半のちょっと短めの留学」としか思われない方、是非とも最後まで読んでください。私は2015年8月から同年12月まで、中期留学第一期生として大連大学へ留学しました。中期留学を振り返ると「非常に内容が濃く、豊富な経験を積むことができるプログラム」だと感じます。
簡単に内容を紹介します。初めの2ヶ月半は長期留学と全く同じような内容です。様々な国の留学生と共に中国語の授業・テストを受けます。期間は短いものの、毎日一緒に過ごしたクラスメイトとの思い出は本当にかけがえのないものです。
最後の1ヶ月は、中期留学最大の特徴であるインターンシップです。大学内のホテルでフロント業務や客室業務をしたのち、学外の五つ星ホテル「フラマホテル」と日系企業の「アイリスオーヤマ」へ企業見学をさせていただきました。そしてこのインターンシップを通して得たものが大きく2つあったと感じます。
1つ目は「語学力」です。インターシップ先の業務は日本語の話せない中国人の方々と終始共にします。勤務中も休憩中の会話も全て本場の中国語です。中国語を理解し、話さなければ仕事は成り立たないため、当然、授業を受けていた時よりも中国語を使う場面は格段に増え、必然的にリスニング力・会話能力はレベルアップしました。
2つ目は「社交性」です。とにかく様々な方にお世話になったことが印象的です。業務中は常にそばにいて指導してくださる社員の皆さんをはじめ、毎日シフト制で勤務している大連大学の中国人学生の友達にもお世話になりました。また、学外でのインターンシップということで関係企業の方々や多くの大学関係者と関わることができました。就職活動を控えていたこの時期にこのような経験ができることは大きな強みになると同時に、他の人と差異化を表現できる機会となります。
少しでも中期留学の良さが伝わったでしょうか。期間こそ短いものの、長期留学ではできない本当に貴重な経験をさせていただいたと感じます。留学は楽しみである一方で不安も大きいと思います。出発前も現地でも積極的に周りの人を頼ってください。