2024年度中期留学
プログラム名称 :2024年度中国語学科中期留学(インターシップを含む)
派遣先国名 :中国
派遣期間 :2024年8月30日(金)~2024年12月7日(土)100日間
派遣先教育機関名:西安外国語大学
参加学生数 :5名
派遣目的 :現地派遣による語学研修および日本語教育実習
2024年度の中期留学は、前年度に続き西安外国語大学で円満に実施することができた。
西安外国語大学には日本のみならず世界各地から留学生が大勢来ており、留学プログラムも多種多様である。本学の派遣学生は、先方大学所定の「中期留学カリキュラム」に含まれる「語学の授業(必修科目)」と「文化の授業(選択科目)」を受講するほか、インターンシップとして、先方大学の学内授業の一環として組まれた「日本語教育実習」にも参加することになっている。
語学研修の授業は計198時間あり、「精読」、「口語」、「リスニング」に分類された実践的な中国語科目が用意されている。学生はレベル分けされたクラスでこれらを受講する。インターンシップは計120時間あり、先方大学の学生に日本語を教えたり、現地教員のアシスタントを担当したり、学生同士で互いに日中文化について紹介し合ったりする。このほか、西安外大で毎年開催される留学生向けの世界遺産見学や中華料理のイベントなどにも参加することができ、大学院生と一緒にゼミの授業に出席したりすることも可能で、これらは中国文化に対する理解を深める絶好の機会となる。
2024年度中期留学プログラムの成果として、以下の3点が考えられる。
1.派遣コースの安定化
まず、前年度に新規開発した西安コースの安定化を図りつつ、学生の派遣人数を1名から5名に拡大できたことが挙げられる。今年度派遣人数が急激に増えたにも関わらず、先方の受け入れ条件に変化はなく、語学カリキュラムの内容からインターンシップ内容にいたるまで、すべてが本学の希望通りに実施することができた。さらには、本学派遣学生のために新築ホテル同様の宿泊施設を5人分確保していただいた。
2.優遇措置の継続
次に、本学担当教員が事前に先方大学の責任者と交渉し、本プログラムに関わる諸費用に対して前年度適用いただいた優遇措置を、今年度以降もそのまま継続して適用いただくことになった点が挙げられる。とりわけ、インターンシップにかかる諸費用は「全額免除」となった。そしてその内容も多種多様でたいへん充実している。
3.派遣学生にとっての成果
参加学生たちが留学終了後に提出してきたレポートや成果報告書の中で、「中国語授業はレベル別に分かれており、自分に合ったレベルの授業を受けることができHSK取得に繋がった」、「毎日中国語に触れることで大体の意味は理解できるようになり、成長したなと感じました」等と述べている。また、「様々な国の留学生と関わることができ、交友関係を広げることができた」、「文化交流を通して、それぞれの国の文化について理解が深められたと感じた」、「日本の文化について自分の言葉で発信することができた」、「授業を通して自分が知らなかった文化に触れたことで視野が広がり、価値観が豊かになったと感じた」とも述べており、語学学習以外のところでも大きく成長できたと実感しているようだ。
この留学に参加した学生のレポートを紹介します!
中期留学レポート① 中国語学科4年 地村凛.pdf
中期留学レポート② 中国語学科3年 馬場未邦.pdf