在学生より

中国語学習歴ゼロからの成長

23生 鈴木七星

 
 中国語学習歴ゼロでこの学科に入った私は、2025年の2月から留学に行くことができるまでに成長しました。ここからは私がここまで成長するためにやってきたことについて紹介していきます。
 1つ目は中国語を学習するうえで、自分から「分からない、教えてほしい」と声に出すことや、とにかく授業内容を聞き逃さないよう、休まず毎授業を大切に受けることです。1年生のはじめの頃は発音もわからず、簡体字も自信がなく、同じ学科には中国国籍の学生や、今までに中国語を学んだことのある学生などもいて、自分がこの学科の授業についていけるのかとても不安でした。しかし、分からないことがあれば、中国語学習歴のある学生が教えてくれたり、中国国籍の学生が発音を練習してくれたりなど、ライバルになるのではなく、お互いが助け合って学んでいくという学科の雰囲気があったため、不安になる必要はありませんでした。自ら分からないことや知りたいことを積極的に人に聞くことが大切です。
 2つ目は長期休暇の夏休みと春休みに何かしらの中国語の検定を受けることです。長期休暇ではいずれも約2ヶ月間大学に通わず中国語の学習から遠ざかってしまうので、1年の夏休みの時に中国語を忘れてしまわないよう、長期休暇の度に検定に挑戦するという決まり事を作りました。1年の夏休みにはHSK3級、春休みには中国語検定3級、2年の夏休みにはHSK4級、と今のところ順調に取れています。夏休みには無料で受けられるHSKが、春休みには補助が出る中国語検定があるので、金銭的にもお得です。時間を十分に確保できる長期休暇を利用して確実に検定を取得していくことがおすすめです。
 3つ目はランゲージラウンジやバディプログラム、サークルに参加することです。大学で普通に授業を受けているだけでは留学生と交流できる機会はあまりないので、積極的に留学生が参加しているものに自分から参加することが大切です。最初はランゲージラウンジについてハードルが高く感じるかもしれませんが、中国語を使って会話をする練習にはうってつけです。自分の中国語に自信がなかったとしても、自分が話した中国語が通じたり、相手の話したことを聞き取って返答できたりすると、それが自信につながりさらに中国語学習への意欲につながるので、勇気を出して積極的にイベントに参加することが大切です。
 不安で自信がなくても、少しの勇気で自分の成長につながるので、目の前に来たチャンスは必ずつかみ、人との出会いを大切にしてください。
 
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