4年生の私が感じたこと
09生 小林香淑
みなさん、こんにちは。11月も半ばを過ぎ、後期も残りわずかとなりました。今回は所属学年の活動を報告したいと思います。大学4年生になると、講義の数自体が減ります。 講義のコマ数が少ない分、自ら積極的に資格取得を目指したり、選択科目を増やしたり、あるいは卒業旅行のためのアルバイトに精を出したりと、本当にいろいろな学生がいます。 中国語学科の同期生は、主にゼミを軸として大学生活を送っています。ゼミは少人数で行われていることに加え、各々が所属しているゼミも異なるため、最近は同期の子たちと一緒に学ぶ機会がほとんどなく、とても残念です。 実は、わたしは中国語学科で数少ない、教職課程履修者の一人です。在学中の留学を経験しながらの、教職課程履修ということで、大学4年生であるにも関わらず、時間割が意外とぎっしり詰まっています。中国語学科では、英語と中国語の教職免許状が取得できます。わたしは、10月に入って3週間、英語での教育実習に行ってきました。日本では現状、「外国語=英語」という位置づけがなされています。教育実習中も、大学の英語科教育法の授業においても、英語であれば虎の巻があるため、どう教えようか、一から心配する必要は全くありませんでした。教育実習生として、虎の巻には大変お世話になりました。 しかし、それが中国語になるとどうなるか。外国語に関する学習指導要領は、当然のことながら英語がメインで作成されており、英語以外の諸外国語は「英語に準ずる」と記載されているだけなのです。虎の巻が存在しない日本での中国語教育。そこで、中国語科教育法の授業では、模擬授業を行いながら試行錯誤を繰り返しています。確立された指導法がない中で、教授と学生が一緒になって創りあげる毎時間の授業を通じ、大学での学びはこうあるべきなのかもしれないと、考えさせられます。高校までとの違いは、大学は「答えのない分野」を学んでいくことにあるのだと思います。 さて、上に述べた気難しい内容のままで終わってしまっては、読んでいただいている方に申し訳ありませんので、最後に中国語に関するクイズを出題します!! 「炒過猫」とは一体どんな料理でしょうか?「過猫」を「炒めた」料理のようですが、写真を参考にすれば、「蔬菜類」とありますね。正解は、「クワレシダの炒め物」でした。 そう言われても、ピンと来ない方も多いと思うので、実際に食べた感想を一言。 日本でいう、ワラビやゼンマイもシダ植物の一種なので、それらの炒め物と表現すれば、お分かりいただけると思います。台湾の先住民がよく食べる野菜の一つだそうです。