悔いのない大学生活を
12生 小倉優奈
今年の弁論大会の時期も、とうとう終わってしまいました。
毎年のことですが、弁論大会に出場した体験についてレポートしたいと思います。
今年は、日中友好協会スピーチコンテスト三重県大会、学内スピーチコンテスト、京都外国語大学全日本学生中国語弁論大会の3つに参加しました。大学に入学してから、毎年スピーチコンテストには出場していますが、気づけば一つずつ大会数が多くなっていました。本当に偶然なんですが…。
今年の京都外国語大学の弁論大会では、3年間頑張ってきてよかったなあと心から思えました。大会当日、壇上に上がる寸前に当日履いていた靴が脱げてしまい、「うわ、やらかした…。恥ずかしい…。」と思ったものの、自分らしく、そして最高の出来でスピーチをすることができたのは、多くの聴衆者の前で外国語を用いて発表する機会を人より多く経験してきたこと、そして他の多くの出場者のスピーチを見て、そこから多くのことを学んできたこと、この2つの経験があったからだと賞状を受け取りながら思ったからです。
私が大学時代で成し遂げたい夢の一つは、「中国語を流暢に話せるようになること」でした。1年生のころはその目的のための一つの機会として、朗読大会出場を決めました。そして2年生の秋、交換留学Aの水準に達しなかったため留学をあきらめ、「人とは違う形で、私が中国語を頑張った証を残したい」という思いから、今後毎年弁論大会に出場することを決めました。留学した人と比べれば語学力が劣るのは事実ですが、この3年間スピーチコンテストでの入賞を目標に精一杯努力し、どの大会でも入賞することができたので、今のところこの面で大学生活に悔いはありません。今年の学内スピーチコンテストでの発表途中から、なぜだかすごく楽しくなってきたので、来年も機会があれば参加したいと考えています。
去年、ともに弁論大会に出場したOGの方が「今も一般のコンテストに参加したいけれど、なかなか時間が取れなくて出場を断念した」とおっしゃっていました。この話を聞いてから、学生向けのスピーチコンテストは比較的多いことと、大学が留学生を発音指導担当として支援してくれる整った環境に対して、とてもありがたいことだと感じました。私も卒業後も弁論大会に出たいと考えていましたが、発音指導の中国人を自力で探すところから始めなければいけないことに気づいてからは、今回の結果に満足せず、学生のうちにできるところまで貪欲に頑張ってみようと思っています。
今回、京都外大弁論大会の副賞で2月に上海に行けることになったので、次のレポートの内容はその研修旅行のことにする予定です。初めての中国であること、そしてその時期がちょうど春節前の年末にあたるそうなので、今からとても楽しみにしています。