学習、学習、再学習
08年生 岡田拓也
みなさんこんにちは。中国語学科4年次生の岡田拓也です。季節ももうすぐ冬、ということでだんだん寒くなってきましたね。
私は現在就職活動も終了し、単位も取り終えたということで有意義に時間を過ごしています。
さて、今回は自分の学習してきたことを振り返っていきたいと思います。私は大学の1年の時に初めて中国語と触れ合ったいわば「普通」の学生です。大部分の方は私と同じく大学から学習を始めたのではないでしょうか。学習の初めはピンインから。今まで話したこともない発音の連続に新鮮さを感じたと同時にこれをマスターできる日は果たして訪れるのだろうかと不安にもなりました。私は元々周りと比べる習性が強かったので、クラスメートと中国語学習のスタートラインは同じだし周りに置いていかれず、できればトップクラスの中国語力を身につけようとがんばりました。正直先生がどう言っていたかは忘れましたがスタートであるピンインの学習を怠るのは後の学習に響くと思い、初めはマスターしようと必死に覚えました。
それが功を奏したのか、その後の授業はとても楽になりました。ただいくら授業ができてもそれが自分の実力を測る物差しとはならないと思います。私は1年の終わりに中検2級の問題を解いてみましたが、リスニングはともかく筆記問題に対し絶望しました。そのころから少しスランプに陥り授業をこなすだけになっていました。これではいけないと思い殻を破るため留学を決意しました。留学が決まった後は少しモチベーションも回復し、再び学習を続けました。そして2年の終わりのころには2級の問題も問題なくこなせるようになり成果を実感できました。
3年次は1年間留学。さまざまな中国人と交流し様々な体験を経たことで、自分の能力に磨きをかけようと努力しました。ただ留学生活の中で最も大きかったのは、ある同い年の日本人学生との出会いでした。彼は私と同じ学習歴にもかかわらず中国語の能力は全てにおいて私より1歩上。それまでこれほどまでに「敵わない」と思った人はおらず大きな刺激を受けました。私はそれまで勉強をそれほどしてきませんでしたが、彼の影響もあり大きな目標を持って学習に取り組むことができました。
学習をしていくうえで必要な事は目標を持つことと、ライバル的存在を作ることだと思います。高い目標を持ってライバルと切磋琢磨していけば、自ずと自分のスキルは上がっていきます。学校の授業はそれほど大事ではありません。大事なのは自分でどれだけ考えて勉強するかです。自分の述べたことは感情論にすぎませんが自分はこれらが最も重要な要素だと思っています。