暗誦大会
11年生 仲谷沙織
10月29日に私は中国語スピーチコンテストの暗誦大会に参加しました。元々人前に出ることが得意ではない私にとってとても大きな経験となりました。
最初に暗誦の課題文を見たとき今まで授業で見てきた教科書の文とは比べ物にならないほど長く、とても不安になりました。まずは少しずつ意味を調べていき内容を徐々に理解していきました。そのあとは自然と文が出てくるよう、とにかく繰り返し読み込みました。
スピーチコンテストの1か月ほど前から、中国人留学生の方に授業が終わったあと発音指導をしてもらいました。声調や発音、文の強調の仕方などとても細かく丁寧に教えてもらいました。特に「r」と「l」、「-n」と「-ng」などの発音はとても難しかったです。最後の指導の日は人前での緊張感を味わうために、部屋を1つ借り教卓の前に立って今までの指導してもらった点を注意しながら何度も暗誦を行いました。間違えを繰り返して何度もやり直しになりましたが、最後まで親身になって時には厳しく指導してくれた留学生の方には本当に感謝しています。
スピーチコンテストの本番私は最後の順番でしたが、あまりにも緊張しすぎて他の人の暗誦は全く耳に入ってきませんでした。しかしいざ自分の順番になると思ったよりも緊張せず自然と暗誦ができ、自分なりの全力を出すことができました。今振り返るとよく人前であんな大きな声で喋っていたなと思います。でもそのあとの高校生の朗読や先輩の言葉を聞いて自分ももっと努力しなければと強く感じました。
このスピーチコンテストに出たことで新しく文法や単語が学べたとともに、中国人の発音する中国語と日本人の発音する中国語との根本的な違いを発見したり、語学以外の面でもいろんなものを得ることができました。本当に出場してよかったと思います。今回の大会の経験を活かし、来年の弁論大会にも是非出場し今年よりも積極的に自分を表現できたらいいなと思います。