在学生より

トップ > 在学生より > 私にとっての中国語

私にとっての中国語

15生 高木芹奈

 
  寒い日が続き、気が付けば2期も残り数か月となりました。それと同時に中国語を習い始めて1年半以上が経とうとしています。始めたころは不安でいっぱいでしたが、今では中国語を用いて人前で話したり、留学生と会話したりと中国語に触れない日がない日々を送っています。 

  ある時、わたしはふと思ったことがあります。それは、なぜ中国語を学んでいるのだろうか、と。私の将来の夢が中国語を活かせる場であるかと聞かれると、そうではありません。それなのにどうして私は今、中国語を学んでいるのだろうと考えました。何度も考えましたが、答えは見つかりませんでした。そんなある日、私のアルバイト先に中国の方が来ました。あまり日本語が分からない方で、勇気を出して、中国語での対応に努めたところ、その方はとても喜んでくれました。助けてくれる先生も、友達もいない環境で、中国語を話すのは、とても緊張しましたが、“話せた”という気持ちを味わうことが出来ました。また、別の日には、電車に乗っているとき、中国語で電車での目的地までの行き方を聞かれ、習ったことを思い出し、案内することが出来ました。この時頭の中は真っ白でしたが、お礼を言われたとき、私もとても嬉しく思いました。

  これらを通して、私は何かしらの方法で誰かの役に立つ、支えとなる存在になりたいと思うようになりました。それは、学校生活に限らず、今回の経験のように街中や家族においても同様です。そのため、中国語がその方法の1つとなるよう力をつけたいです。そしてそれこそが私の中国語を勉強する意味だと考えます。

  私の所属するクラスは私を含め11名で、これまで学校生活のほとんどの時間を共有してきました。同じ教室で授業を受けているけど、それぞれに目的や目標があり、11もしくは11以上の中国語を勉強する意味が存在するのだと感じました。

%EF%BC%96.jpg

%EF%BC%97.jpg