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大学で一年得たもの

10年生 花井一都子

大家好!

私達10年生(2010年度入学生のこと)が名古外国語大学に入学してはや1年が経ちました。今では新しい環境にすっかり慣れ、大勢の仲間と毎日を楽しく過ごしています。思えば去年の今頃は、初めて聞く中国語の発音に戸惑い、頭を悩ます日々を送っていました。课文を読むにしてもピンインを一生懸命追って、気を抜けば「発音正しくない!ちゃんと予習した?」と指摘され…通学中、イヤホンが付いた電子辞書を片手に何度読ませたことでしょう…寝ても醒めても電子辞書のあの声が耳の奥で囁いているような錯覚に陥るほどでした。そんな時、面白い台湾のドラマに出会いました。ネイティブの流暢な中国語をとても美しいと感じました。そして少しでも近づけるように毎日、教科書のCDを聞いたり、ドラマを字幕で見て、1場面ずつ切りながら何度もリピートしてマネをしたりするなど、ただただ「中国人の話す中国語を話したい!」という一心で、何本ものドラマを借りて観ていましました。ドラマを観ていると様々な言い回しや単語、初めて知る中国の文化にたくさん遭遇するのです。電子辞書とノートを準備して、30分あるドラマを2~3時間かけて見たこともあります。そんなこんなで中国語を勉強することに楽しみを覚え始めたある日、中国語検定の存在を知りました。実は私は勉強に1ヶ月もかけずに受かってしまったのですが、(実際に勉強したのは2週間前くらいからかも)その勉強方法というのは…参考にはならないかもしれませんが…どんなものか一回受けてみようと思って過去の問題集をパラパラめくると、「あら!昨晩見たドラマに出てきた言い回しが選択問題になっている!検定ってたのしいじゃん!」と思い、興味本位だけで3回分くらい解きました。そうしているうちに真面目に勉強することは性に合わないと気づき、またドラマ漬けの日々を送った後で、受けたのです(笑)そうしたら意外と簡単に受かってしまったので…(もちろん学校の勉強はしっかりしていました)やはりドラマは最短で中国を知ることのできるオススメな教材ですよ!!!それから日を追うごとに自分の中国語のスキルが上達していくように感じました。地下鉄で中国人に話しかけられ、互いに少しだけ自己紹介をし合ったり、いままで日本語しか聞こえなかった駅のホームで中国人の会話が聞こえてきたり…たまにわかりやすい内容だと聞き取れたりして、楽しくてたまりません。一人駅で笑っている子を見かけたら、それ、中国語が聞き取れてニヤニヤしている私ですね。2年生になって、これから研修や留学に行く機会が増えてくるのでますます会話力をつけなければいけません。たまに焦燥感もあるのですが、私の勉強スタイルは楽しみながら語学を習得することです。これからも自分のペースでゆっくり身につけていきたいと思っています。がんばるぞ!

 

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