中国語で広がるコミュニケーションの輪
20生 白石英里
私は今年大学4年生になりましたが、時間が十分に取れるようになったため、これまでのアルバイトに加えて、新しくアルバイトをすることにしました。オープニングスタッフとして雇われたため、はじめの頃は大忙しでした。職場は男女を問わず学生もいれば、主婦の方も、そして、外国人もいます。たまたまその方は中国人でしたが、愛知県のホームページによれば、県内に住む中国の方は15.8%となっているので、実に6人に1人は中国人ということになります。職場の方々と話をする機会はとても楽しいものでしたが、中国の方と他店舗へ一緒に研修に行くことになった時、ちょっと恥ずかしさもありましたが、思い切って中国語(普通語)で「すごく緊張するね」と話しかけてみました。すると、彼女も「発音上手だね」と返事をしてくれました。それ以降シフトが被るとその方は頻繁に中国語で話しかけてくれるようになりました。中国の南の地方出身の方のため、普通語の発音と違い聞き取るのが難しく、リスニングの勉強になります。ときには私が普通語を教えることもあるのですよ!職場には私たち以外に中国語がわかる人はいないので、二人だけの秘密の会話をしているようで、とても楽しいです。私は留学に行かなかったので、学外でネイティブの方と話す機会はありませんでした。そのため、簡単ですがこのように日常で中国語の会話ができたことがすごく嬉しかったです。
私は大学に入って初めて中国語を学びましたが、母国語以外の言語を学ぶことは、新たなコミュニケーションの輪を広げることができて、大変魅力的ではないでしょうか。そして先程の彼女が、「感觉就是跟中国人聊天一样(中国人と話しているような気分)」と言ってくれた時、私はとても嬉しく思いましたし、中国語を学んだかいがあったと感じました。外国に来て、母国語に接することができれば安心ですし、嬉しいものです。私は社会人になっても、継続して学んでいこうと思っています。ぜひ皆さんもコミュニケーションの輪を広げてみてください!